こんにちは。
とあるメーカーで海外営業に関わって20年超の神高(かんだか)です。
もしかして、海外出張で TOEIC って役に立つのかなぁ、って心配していますか?

十分に通用します。正直、TOEIC の英語は、よく通じます。
海外出張を控えるビジネスパーソンにとって、英語スキルは非常に重要なポイント。
TOEICの高得点があれば安心という考えもありますが、実際の現場では単なるスコア以上の能力が求められます。
本記事では、TOEICが海外出張でどのように役立つのか、特にTOEIC Part 2のリスニング対策がなぜ効果的なのかを、実践的な視点から解説します。
TOEICスコアと海外出張での英語力の現実
TOEICはリーディングとリスニング能力を測定する試験ですが、ビジネス現場で必要な英語コミュニケーション力は必ずしもスコアと一致しません。
たとえば、TOEIC 600点前後では基本的な理解力はあるものの、実際の会話での柔軟な対応は難しい場合が多いです。

とはいえ、メーカーであれば、630点くらいで海外出張に行って、ある程度の成果は出せると思う。だから TOEIC-630.NET と名付けたわけで。
一方、800点以上のスコアを持つ場合でも、実践でのスピーキングや交渉力は別途鍛える必要があります。
では、海外主張であると助かる実践的なスキルとは、どんなものでしょう?
TOEICの限界と海外出張で求められる実践的英語スキル
TOEICで評価されるのは、主に「聞く力」と「読む力」です。
しかし、海外出張では以下のような実践的な英語スキルが必要です。
- スピーキング力:会議や商談、現地スタッフとのコミュニケーションで即応できる能力
- カジュアルな会話力:現地でのトラブル対応や雑談を円滑に行うための柔軟な表現
- 現場対応力:空港、ホテル、レストランなどでの実用的なフレーズとその応用
特に、短いやり取りを明るく、素早くできると、自分の身を助けます。
このように、TOEICのスコアだけではカバーできない部分があるため、実践的な学習が欠かせません。
だから、TOEIC L&R ならば、リスニングの Part 2 が大切です。
TOEIC Part 2が海外出張で特に役立つ理由
TOEICのリスニングパートの中でも、Part 2は短い質問と応答形式で、海外出張で必要な「即答力」を鍛えるのに最適です。
もし、海外出張が決まり、準備の時間が限られている場合、TOEIC Part 2だけでも重点的に復習することで、以下のメリットが期待できます。
- 迅速なリスニング強化:現地でのスムーズなコミュニケーションに直結する
- 実践的なフレーズ習得:質問に対する定型的な応答をマスターすることで、緊急時にも役立つ
- 効率的な学習:限られた時間でも効果的に実践力を向上させられる
実際、飽きずに練習できる、という意味で、パート2は秀逸です。
「TOEICのPart 2を集中的に復習すれば、海外出張先でのトラブル対応や現場での即応力が向上する」
これは、多くのビジネスパーソンにとって参考になるでしょう。
海外出張に向けた実践的英語学習法とおすすめフレーズ
海外出張で活躍するためには、TOEIC以外の実践的な英語学習法も取り入れる必要があります。
単なる反復だと、辛いときもあるでしょう。
以下の方法を組み合わせることで、現場で使える英語力を効率的に向上させましょう。
- 海外ドラマやYouTubeの活用
ナチュラルな英語のリズムや表現を学ぶために、現地の会話が詰まった映像コンテンツを視聴しましょう。 - AI英会話アプリの利用
ChatGPTなどのツールを使い、実際の会話形式で英語練習を行い、スピーキング力を向上させる。 - オンライン英会話レッスン
BizmatesやCamblyなどのプラットフォームで、実践的なビジネス英語を学ぶ。
特に、ChatGPT の会話力は、無料版でも、ちょっと驚くレベルです。
スマホに ChatGPT のアプリを入れて、右下の |||| みたいなボタンを押します。
あとは
「日本の空港に到着したばかりのアメリカ人に英語で挨拶する練習をしたい。顧客を演じてください。」
程度の「日本語の」指示で、ロールプレイの相手をしてくれます。
また、海外出張で即使える基本フレーズも身につけておくと安心です。
例えば、TOEIC でありがちな、この手の表現でも十分に役立ちます。
- “Where is the taxi stand?”(タクシー乗り場はどこですか?)
- “I’d like to check in, please.”(チェックインをお願いします。)

簡単なフレーズだけれど、意外とすっと出てこない。
会議や商談では、”Could you clarify that?”(もう少し詳しく説明してもらえますか?)などのフレーズも、スムーズなコミュニケーションにつながります。
このあたりも、パート2を繰り返し解いておれば、出てきそうなネタばかりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまでの内容をまとめておきます。
TOEICは、英語のリーディングやリスニング能力を高めるために非常に有用な試験です。
しかし、海外出張で必要な実践的なスピーキング力や柔軟なコミュニケーション力は、別途鍛える必要があります。
そのためには、特に TOEIC Part 2は、短い質問と応答形式で即答力を養うため、時間が限られている場合でも復習する価値が大いにあるでしょう。
海外出張に備えて、TOEICのスコアと実際の英語運用能力のギャップを埋めるため、ドラマ視聴、AI英会話、オンラインレッスンなどを組み合わせた実践的な学習を進めましょう。

あなたの次の海外出張がうまくいくことを祈っています。