【悲痛】TOEICが高得点でも英語を話せない人の3つの特徴|900点超の立場から理由を解説

TOEICのコツ

こんにちは。

とあるメーカーで海外営業職に関わって20年超の神高(かんだか)です。

会社の若い同僚から、奇妙な質問をもらいました。

田中
田中

別の会社に勤める大学時代の友人から「職場に TOEIC 900点を超えるスコアなのに、英語を話せない人がいる」って聞きました。

実際、そんな人、いるのでしょうか?

神高
神高

うーん、何をもって「話せる」「話せない」と判断するのかが難しいね。でも、「こんな事情じゃないかな?」という想像はできるよ。

(以下、神高(かんだか))

社会人になってから「英語を話せる」「話せない」という話題を出すとき、基本的には仕事上で英語の会話ができるかどうかを指していると考えるのが自然だろう。

その前提なら「TOEIC スコアが高いのに、英語を話せない、と周りから思われる人の特徴」は挙げられるよ。

どんな立場の人にも当てはまると思うから、「TOEIC L&R のスコアが高いのに英語が話せないと思われれてしまう人の3つの特徴」について一緒に考えてみよう。

逆に考えれば、TOEICのスコアに関係なく「仕事で英語を話せる」ようになる方法でもあるからね。

TOEICが高得点でも英語を話せない人の3つの特徴|900点超の立場から理由を解説

事実として、TOEIC 800点、900点となると、基本的に TOEIC L&R の試験中に出てくる単語はほとんどわかっている。

というか、少なくとも前後の文章から想像がつく程度のレベルには到達しているはずだ。

TOEIC 満点は 990点だから、800点台の人なら10問中、8問前後は正解している理屈だからね。

時間が無い中で解いているのに、「問題に出てくる単語、よくわかってません。けっこうな頻度で前後から意味を想像しています」なんて状態なら、時間切れになるから 800点なんてスコアはなかなか取れるもんじゃない。

でも、そんなレベル、語彙力(ボキャブラリー)を持つのに英語が話せない、と周りの人に思われてしまう。

ということは、何かハッキリとした理由があるはずだ。

そして、長年、受けてきたから状況を想像できる。

考えられる3つの理由、特徴を挙げていこう。

本業の分野で使われる「重要な単語」を覚えていない|特徴①

本業の分野で使われる「重要な単語」を覚えていない。

これが考えられる一つ目の理由であり、特徴だ。

ぼくも転職(1回)や部署の異動(数えきれない…)でいくつかの職場をみてきて、純粋に「TOEIC 対策」をするのが好き、という人たちがいることに気づいた。

単語の強化や問題形式の研究など、TOEIC のスコアを上げるために日々の勉強を欠かさない。

努力できるのも才能、本当に素晴らしいことだと思うよ。

でも、ごくまれに「本業で役立つ英語」を学ぼうとしない人もいるんだ。

たとえば、電動機(モーター)関係のメーカーに勤めているのであれば、「 permanent magnet:永久磁石」や「electromagnetic induction:電磁誘導」なんて単語は TOEIC に出ようが出まいが憶えておいた方が便利だよね。

でも、意外と知らない人がいる。

となると、仕事で会話をする時に会話の幅がかなり狭くなってしまうんだ。

メーカーや商社に勤める人が英語で会話をするのは、以下のいずれかが多いだろう。

  • 海外のお客さまの担当窓口
  • 海外代理店の担当窓口
  • 自社のグループ会社(海外法人)の現地スタッフ
  • 海外法人をサポートしてくれる企業、コンサルなど

そして、以上の人々との会話の中心は「自社が扱う商品」「サービス」がほとんどのはずだ。

TOEIC のような広く浅いビジネス全般の話ではなく、「納期」「コスト」「品質」「競合他社の動き」「監査の手順」「検査項目」などについて、突っ込んだやりとりが行われることだろう。

ましてや、流行りの映画や海外セレブ、あるいは観光地での過ごし方の話題で情報交換するわけじゃない。

だから、「本業で役立つ英語」を知らないと、「TOEIC のスコアが高いのに、あまり英語を話せない」と認識されてしまう、のかも知れない。

「巧く話せるようになったら人前で話そう」と考えている|特徴②

「巧く話せるようになったら人前で話そう」と考えている。

これが二つ目の理由、特徴だ。

でも、ぼく自身、TOEIC 900点を超えて、英検1級も持っているけど、知らない分野について話をするのは、かなり酷だよ。

たとえば、同業他社の PR ビデオなら全編英語でもだいたい、意味は分かる。

でも、たとえば児童文学に分類される「ハリーポッター」だって、原書(英語版)で読むのは至難の業、ワカラナイ単語や表現がいくつも出てくる。

だから、仕事で英語を使いたいなら「待つ」必要はない。

Just Do It.

仕事上であれば、会話する相手も「理解しよう」と努力してくれるからね。

先ほど挙げた、想定される「話し相手」のリストを再掲しよう。

  • 海外のお客さまの担当窓口
  • 海外代理店の担当窓口
  • 自社のグループ会社(海外法人)の現地スタッフ
  • 海外法人をサポートしてくれる企業、コンサルなど

ここに挙げた方たちと英語で会話をする必要が生じたとき、ほぼ間違いなく、相手もあなたの発する言葉(コンテンツ)に興味がある。

つまり「聞く耳を持ってくれている」状態にある。

気の利いた英語表現かどうか、文法的に正しいかどうか、なんてことは関係ないし、気にしていない。

だから、仕事で英語を使いたいなら、「巧く話せるようになったら人前で話そう」なんて考えるだけ無駄だ。

極端な話、英単語を並べるだけで用をなすこともある。

極端に話す機会が少ない上に、チャンスもつくらない|特徴③

極端に話す機会が少ない上に、チャンスもつくらない。

これが三つ目の理由、特徴だ。

TOEIC L&R はアウトプットがマークシートだけなので、かなり偏っている。

英語のテストなのに、英単語(スペリング)すら書かないわけだからね。

だから、TOEIC L&R のハイスコアだけに固執してしまうと、話す機会を持たないまま、スコアだけが800点、900点と伸びていく現象も起こる。

そのまま放置しておけば、TOEIC スコアの割に話せない、書けない、ということになってしまう。

とはいえ、スコアが高い人は英単語や表現についての知識は十分にあるから、ちょっとした訓練で変わるだろう。

日本語を介しないリスニングテストで答えを選べているわけだからね。

試験問題と解答を自分の口(発話)で再現できるなら、会話は十分に成り立つ。

今はオンライン英会話が数えきれないほどあるから、そのお試しレッスンを順々にハシゴしていくだけでも「 TOEIC スコアが高いのに話せない」状態は解消できるだろう。

TOEICが高得点でも英語を話せない人の3つの特徴|まとめ

ここまでの内容をまとめておこう。

田中
田中

「英語が話せない」といっても、いろんなケースが考えられるんですね。

神高
神高

そうだね。あとは「英語なんて、今さら勉強しても・・・」という自分への言い訳かな(笑)。ぼくも、ときどき頭に浮かぶ。

日本語でも同じだと思うんだ。

何か特定の分野、詳しい知識を持っているフィールドがあって、そこを中心に知識を広げていく。

だから、他人との会話が成り立ち、情報をキャッチボールできる。

でも、英語になると急にあらゆる分野、事柄について会話ができる状態を無意識に目指そうとしてしまう。

どう考えても、無理があるよね。

日本語でも、そうでしょう?

畑違いの人同士がちょっと立ち入った話をしたら、会話は続かない。

何度かのすれ違いのあとで気まずくなって、共通の話題を探すことになる。

だから、まず自分が興味がある分野とか、仕事で必要な分野とか、いくつか決めてそこを中心に使える英単語や表現を増やしていていくのが得策じゃないかな。

徐々にその円同士をつなげていけば、頭の中の集落と集落がつながって村となるようなことも期待できる。

その意味では、本業(勤務先)の英語版パンフレットやウェブサイト、あるいは同業者、競合他社の英語版ホームページを眺めてみると、力が付くだろうね。

どこかの会社、団体で仕事を継続できている以上、お客さん、代理店、あるいは競合他社( competitor )の面々だって、その分野に多少なりとも愛着があり、共通の興味関心があるはずだ。

だから、英語で会話をしても、同業者同士は話がよく通じるんだよ。

TOEICのコツ
この記事を書いた人
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神高 十真(かんだか とおま)
1974年9月生まれ
地方企業(メーカー)の海外営業職
英検1級、TOEIC Listening&Reading 930点
TOEIC受験歴 25年以上

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