【社会人のためのTOEIC勉強法】短期間で成果を出したいあなたへ

この TOEIC-630.NET で伝えたいことはシンプルだ。

TOEIC の勉強法なんて、さっさと学んで身に付けてしまおう。

そして、社会人としての結果を短期間で出していこうじゃないか。

1974年生まれのぼくは、約30年前(1990年頃)、高校生の時に初めて TOEIC を受けた。

TOEIC Listening & Reading という名前ではなく、単に TOEIC(トエック、トーイック)と呼ばれていた時代のことだ。

TOEIC運営委員会という団体が管理していたこの試験は、リスニング(Listening)、リーディング(Reading)各100問の990点満点、という点は同じだけれど、問題構成や難易度が今と違う。

たとえば、リスニングの最初の写真問題は20問もあったんだ(今は6問)。

当時のトエックはまだ新しい形式の英語の資格試験に過ぎず、社会的な評価も今ほど定まっていなかった。

なにせ、試験を紹介してくれた AEON(イーオン、旧アンビック) という英会話学校の先生も、TOEIC がどんな試験かほとんど知らないくらいだったのだ。

しかし、そこから10年と経たず、トーイックの社会的評価はグングン上昇した。

ぼくが就職活動をした 2000年前後には、新入社員の就職活動だけでなく、社内の昇進基準などにも使われるようになっていた。

また、大学も学生の就活を支援するための「カレッジ TOEIC(キャンパス内で実施する IP テスト)」なるものを定期的に開催してくれるようになった。

あれから、30年以上が過ぎた。

TOEIC を管轄する団体 IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)によれば、コロナ禍にみまわれる直前、2019年の総受験者数は、年間241万人ととんでもない大きな数字になっている。

ならば、現在のトーイックのスコアが持つ「権威や知名度」にあやかることが、社会人として成果を出す最短の道だ。

あなたがもし、中学生や高校生ならば、大学入試がチートのごとく有利になる英検あるいは IELTS(アイエルツ) を受験するべきだが、すでに会社員、勤め人なら TOEIC に時間を集中投下することをおすすめする。

では、「社会人としての成果」はどんな事柄を指すのか。

「社会人としての成果」とは、今やっている仕事の幅を広げて会社にメリットを与えること

ぼくの考える「社会人としての成果」とは、今やっている仕事の幅を広げて、勤め先にメリットを与えることだ。

組織である以上、「チームとして成果を出す」という視点も非常に大事だけれど、突き詰めると個人の能力や経験、運やめぐりあわせに結果は大きく左右されてしまうからだ。

 たとえば、ぼくが20年以上働いてきたメーカー、あるいは狭い範囲の工業製品を扱う専門商社の場合、商品は特定の分野に特化していたとしても、就く仕事は多種多様になる。

  • 営業(顧客管理)部門
  • 調達(購買)部門
  • 製造部門
  • アフターサービス部門
  • 品質管理(品管、QC)部門
  • 品質保証(QA)部門
  • 開発部門
  • 設計部門
  • 経理、会計部門
  • 総務部門
  • 人事、人材育成部門
  • 経営企画部門
  • 物流(ロジスティクス)部門
  • 各種管理部門(海外子会社の統括など)
  • その他、IT 部門など、まだまだ有るだろう

いずれの部署も、日々の仕事は十分に複雑で変化が激しく 難易度の高い仕事内容となっている。

そして、海外に顧客がわずかでもいれば、各部署の仕事の中に英語を使ったジョブが含まれる。

これは、他の業界であっても同じだろう。

  • 外国の顧客を相手にする「海外営業」
  • 海外からモノを仕入れる「海外調達」

など、わかりやすい職種はもちろんのこと、たとえば

  • 図面を英語で作成する「設計部門」「開発部門」
  • 品質管理レポートを英語で提出する「品質管理部門」
  • 海外の生産拠点と各種問題を解決する「管理部門」
  • 海外拠点と連結決算処理をする「会計部門」

なんて仕事は、すでに地方都市の中堅メーカーであっても、ありふれた日常になっている。

じゃあ、その仕事に関わる人の多くが外国人(ネイティブ)と無理なく対峙できる英語力を持っているのかといえば、ぼくが見ている限り、それは違う。

特定の商品やサービスを扱うメーカーや商社であれば、「社会人としての成果」を出すのに、皆が皆、そこまで高度な英語力を持つ必要はない。

海外営業や貿易実務に関わって20年超の立場から、断言できる。

とはいえ、ポジショントークで煽る(あおる)人が一定数いることも知っている。

TOEIC スコアを SNS で自慢しなければならない人たちだ。

SNSで自慢できるほどのハイスコアを取らなくても仕事には活かせる

Twitter(ツイッター) などの SNS(ソーシャルメディア) で TOEIC のスコアを自慢している人が一定数いる。

その多くは TOEIC 対策の書籍や教材を販売する英語教師、あるいはアクセスを集めたい学生などだ。

特に英語の先生が TOEIC スコアや実績を SNS や Youtube などで PR する事情は、よく理解できる。

一種の権威、注目を集めなければならない立場だからだ。

つまり、TOEIC のスコア自慢自体が目的なのではない。

英語を教える立場として、必要なことをしているまでだ。

だから、「990点満点取ったのか連続何回目」などと公表する(いわば)プロの人と自分の現状を比べて落ち込むことは避けたい。

繰り返しになるが、メーカーや商社で働いてる人間にとって必要な英語力はそこまで高くない。

感覚的には、Listening & Reading トータルで1回でも630点取れたら、展示会を目的とする海外出張など、仕事で英語を使うチャンスはまわってくる。

600点じゃないのは、何度か安定して600点を超えた方が人事部や上司のイメージがよくなるだろうとゆう、ちょっとズルい理由もある(笑)。

だから、このサイトも「 TOEIC-630.NET 」という名称にした。

もし、本来の仕事で職場の信頼、上司の評価を得ているなら、もう少し低いスコアでも構わない。

メーカーや専門商社に現役で属している人なら、この肌感覚はわかってもらえると思う。

社内で実施される TOEIC IP で何度か600点台を出せたなら、海外出張、あるいは海外からの来客対応などで名前が挙がるようになるだろう。

一度でも実績を積めば、自分の希少価値(レア度)を上げることにつながる。

結果として、良いスパイラル(プラスの連鎖)が期待できる。

今、勤めている会社の中で自分を「レアカード」化する

TOEIC-630

勤めている会社全体、あるいは「特定の部署」の中であっても自分を「レアカード」化できれば、将来に対する不安は減り、むしろ明るいものになるはずだ。

別に、藤原和博さんが提唱するような「100万人に1人の人材」になる必要はない。

「他社でも通用するスキルを身に付けよう」なんて、実際には大変だ。

今の仕事だって、数年かけて慣れてきたわけだから。

そもそも、地方都市、あるいは中小企業で仕事を頑張っているのに「他社でそのまま通用するようなスキルを身に付けよう」なんてのはハードルが高すぎる。

同じ会社、組織に長く留まりながら仕事の幅を広げていく戦略を採るなら、ちょっとしたことで「違い」は出せる。

同じ部署内に絞るなら、10人に1人、いや、5人に1人でも立派なレア度だ。

仮に、あなたが品質管理部門に所属しているとしよう。

本来の仕事は、検査基準の検討や顧客向けの検査レポートの作成、あるいはクレーム対応などだろう。

これらの業務(タスク)を海外の顧客や生産拠点に対して行えるなら、部署内でもちょっとした「レアキャラ」として認められる。

ましてや、

「クレーム対応の海外出張を一人でもこなせる」

「シンプルな打ち合わせ記録なら英語で作成できる」

なんてレベルになれば、社内で重宝されるだろう。

そして、TOEIC 630点あれば、その入口には到達している。

あと、少しだけ加えたいスパイスがあるにはあるけれど・・・。

自分の会社、ライバル会社の英語版カタログで専門用語を磨こう

ほんの少し加えたいスパイス。

それは「自分の会社、そしてライバル企業の英語版カタログに使われている業界の専門用語」だ。

というのも、TOEIC がいくらビジネス向けの資格試験といっても、そこまで狭い分野の英単語や英語表現は使われないからだ。

たとえば、プラスチック製品を扱っている企業であれば、 epoxy resin (エポキシ樹脂、レジン)や heat distortion temperature (熱変形温度)といった英単語、英語表現は基本中の基本、イロハのイだろう。

仕事上の打ち合わせでメモや打ち合わせ記録の中で、これらの英単語が使われる場面もたくさんあるはずだ。

しかし、 TOEIC の試験でここまで狭い範囲の単語が出されることは稀だ。

仮に出されたとしても他の選択肢から正解を得られる範囲じゃないか。

ならば、自分で独自に勉強していくしかない。

そのような分野の英語表現を学びたいなら、自社、あるいは競合他社の英語版カタログがあれば役に立つ。

いくら小さな企業でも、英語版のカタログをつくる時は専門家に依頼し、社内でもチェックを重ねるものだ。

いわゆる「ネイティブチェック」を入れる。

つまり、自社が属する業界でよく通じる英単語、表現が使われているから、学ぶのに効率が良い。

専門用語の英語表現とTOEIC 600点レベルの英語力とを組み合わせれば、仕事で英語を使う基礎は十分だといえる。

あとは、630点をどうやって取るか、という具体的な方法論だ。

社会人が TOEIC 対策で使うツール|ベストの三選

社会人が TOEIC 対策をするのであれば、ツールは3つに絞られる。

TOEIC L&R 公式問題集(最新のものを1冊)

書店で適当な参考書を買うくらいなら、公式問題集を1冊、買うべきだ。

というのも、TOEIC は公開されている過去問がないからだ。

あらゆる試験対策の一丁目一番地、最優先課題は過去問の研究にある。

だから、過去問に最も近い公式問題集をやりこむことは、試験対策として効果が極めて高い。

なお、公式問題集の価値は、リスニング問題のナレーター陣にある。

スマホでも聴ける音声データは試験本番同様、英国、米国、カナダ、オーストラリア(4か国)の男女が登場するので、本番のシミュレーションとして最適だ。

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TOEIC 特化の単語集 金のフレーズ|TEX加藤(著)

トエック対策に大学受験で使った古い単語集を使おうとする人が(もしかしたら)いるかもしれないので伝えておく。

悪いことは言わない。

TOEIC 対策の単語集は朝日新聞出版の「金のフレーズ」を使うべきだ。

いかにも出そうな単語と実際の使用例、さらにおもしろエピソード(通称:トエックの世界)とともに紹介されている。

たとえば、学生時代であれば extension は「拡張」と訳しておけば正解にたどり着けただろう。

しかし、TOEIC では「extension = 内線番号」の意味で出題される場面が極めて多い。

リスニング中に「エクステンション」と耳に入り、「いったい何を拡張したのだろう?」なんて考えていたら、時間内に正解へたどり着くのは難しい。

「金のフレーズ」は、TOEIC の本番を想定して非常に細かいことまで丁寧に説明されている良書だ。

新書サイズなので、持ち運びが楽なのも嬉しい。

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スマホアプリ(スタディサプリ TOEIC L&R TEST 対策コース)

正直、スマホアプリは使っても使わなくてもかまわない。

ただ、ちょっとした待ち時間にスマホを開く習慣がある人は、英語を学ぶ素質がある。

そんな人こそ、スマホアプリの活用をおすすめしたい。

スマホゲームをしたり、ツイッターを眺めたりするくらいなら、学習アプリを開いて問題を一つでも解いておきたいのだ。

ぼくは現在、中国語を基礎から勉強し、何とか HSK 3級レベルに到達した。

しかし、もし「 Hello Chinese 」というスマホアプリがなかったら、とてもじゃないが中国語の勉強を続けられなかっただろう。

今の時代、勉強を習慣化するうえで、スマホアプリを使わないのはもったいない。

しかも、今のスマホアプリはゲーム同様、継続するための心理学的な仕組みがたくさん盛り込まれている。

たとえば、「ログインボーナス」のように、日々の勉強の進み具合をグラフにしてくれる、なんて機能がある。

TOEIC が近いなら、試験直前の7日間(無料おためし期間)だけでも使ってみよう。

特に、関正生(せきまさお)先生の授業は知的で、大人(社会人)の英語学習のツボをよく押さえておられる。

7日目の日付をカレンダーのアラームにセットして始めれば、何のリスクもない。

≫スマホアプリ(スタディサプリ TOEIC L&R TEST 対策コース)を無料で使ってみる

7日目まで特に制限なく、すべての機能を利用できるから、 TOEIC IP 試験が近い人にもオススメだ。

老後の2000万円問題、なんて気にせず生きていきたいじゃない?

マスコミや雑誌、あるいは SNS やツイッターの質が悪い連中はいつも煽る(あおる)。

「老後に2000万円ないと満足な生活はできない」

「いや、2000万円では少なすぎる。もっと貯めておかないと」

「そもそも年収が少なすぎる。転職をするべきだ」

いいかげんにして欲しいよね。

周りの家族、親戚、あるいは近所の人、職場の同僚などを冷静に眺めてみて、どう思う?

北斗の拳やマッドマックスみたいな「暴力とモノ」が支配する世界が到来するなら別だよ。

でも、どこかの職場で、ある程度(わずかでも)必要とされているなら、仕事を長く続けられるように工夫していけば何とかなるんじゃないか?

全てのケースまでは保証できないけれど、たとえば

  • 「うちの品質管理部で英語の説明が一番得意なのは○○さんだな」
  • 「XXさんなら、一人で海外出張しても話をまとめてくれるよね」

程度のレア度でも構わないわけだ。

「社内でしか通用しないスキルかも」なんて、別に気にする必要もない。

だいたい、扱っている製品やサービスが狭ければ、その分、ライバルも少ない。

そして、その程度の「希少性」ならば働きながら学ぶことで、リスクなく費用もほとんどかけずに欲しいポジションに到達できる。

社会人のためのTOEIC勉強法|どうしても、お伝えしたいこと

ぼくも、わかっている。

社会人の英語学習は、ちょっとやそっとの覚悟じゃ続かない。

日常的に仕事で英語を使っているけれど、英語の学習には何度も挫折し、勉強を再開、を繰り返してきた。

若い頃、TOEIC のスコアが上がれば、あるいは資格試験に挑戦すれば勝手に学習のモチベーションも上がるだろうと軽く考えていたものの、そんなに甘いものではなかった。

勝手に継続のモチベ(モチベーション)が湧いてくる、なんてことはないのだ。

ただ、ある程度の年齢を重ねてきて、営業の基礎が身についたあと、一人で海外出張するようになってから自分の中で変化が起きた。

英語力を維持、向上させる理由ができたように感じたのだ。

海外のお客さんと少しでもわかり合いたい。

仕事終わりの夜、ぶらりと出かけた街角のバーで、英語の雑談を楽しみたい。

なんて、つまらない些細なことだ。

もちろん、営業職に限らない。

あなたがメーカーや商社にお勤めなら、品質管理や製造、調達、設計、開発、財務・会計、物流など、どんな分野でもいい。

どんな分野でもいいから、何か一つのことで会社に貢献ができるようになり、その絞られた専門分野で使える英語までも身につけたら、 貴重な人材になれる。

そのためのツールは、以下の3点で十分だ。

時間を味方につければ、必ずゴールにたどり着ける。

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