こんにちは。
とあるメーカーで海外営業に関わって20年超の神高(かんだか)です。
先日、会社の指示で TOEIC IP オンライン を受ける機会がありました。
その後、職場の若い同僚から試験結果はどこにあるのか、って質問があったんですよね。
リモートワーク中に自宅で受けた TOEIC IP オンラインのスコアをスクショ(スクリーンショット)し忘れたんですけど、どうしましょうか?
たしかに、TOEIC IP ONLINE の点数は試験の直後に表示されるよね。あの得点はテストを主催する IIBC に残っているから、後日、ネットでも確認できるよ。
※ 以降、神高(かんだか)
TOEIC IP オンラインの結果は公開テストと同じように本人に届く。
オンライン版の場合、 TOEIC(トーイック、トエック)を運営する IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)のサーバーにデータが蓄積されているから、インターネット経由で後から確認できる。
スコアを確認するためのリンクは、会社勤めなら総務部なり人事部なりに団体試験を申し込んだときのメールアドレスに届いているはずだ。
つまり、会社で申し込んだ人なら、おそらく仕事用のメールアドレスだろうね。
もし、大学や専門学校、英会話学校などの団体受験なら、申し込みをした時に登録したメアドに届いているだろう。
ぼくの場合、2020年12月15日に職場の会議室で受験して、12月22日にダウンロード用のリンクが IIBC から届いた。
つまり、オンライン受験から約1週間後だね。
ただ、実はわかりにくい、ちょっと注意して欲しいポイントがあるんだ。
話の最後に、ぼくのスコアも教えてあげよう。いやー、微妙だった……
【要注意】TOEIC IPオンラインの結果はどこにある?|受験直後に表示されたのを見逃した人への注意点
要注意のポイント、それは「テスト結果確認開始日より、翌月末までダウンロードが可能」ということなんだ。
ペーパーテスト型、従来型の TOEIC IP ならば、公開テストの「公式認定証」に似た「スコアレポート(個人成績表)」が出されるから、手元に置いておきやすい。
一方、TOEIC IP オンラインの場合、申し込みから受験、スコアの通知までがオンラインで行われるから結果を自分で取りに行かなきゃならない。
しかも、「テスト結果確認開始日より、翌月末までダウンロードが可能」ということは、スコアカードのダウンロード期限は長くて2か月、場合によっては1ヶ月程度、ということになる。
だから、TOEIC IP ONLINE のスコアの変化を励みに英語の勉強を頑張っているなら、早めにダウンロードしておきたいね。
参考まで、ぼくのメールボックスに届いているダウンロードの準備が完了したことを通知するメールの件名と本文の一部を教えてあげよう。
メールが紛(まぎ)れて所在が分からなくなってしまったのなら、件名の「テスト結果取得通知」で検索すれば同じ内容のメールがすぐに見つかるだろう。
ちなみに、オンライン版の TOEIC IP を受ける直前、このような注意書き「受験に関する注意事項」が表示される。
受験に関する注意事項
試験終了後、画面を進めると、ご自身のスコアが画面に表示されます。
スコア表示画面まで進まずにブラウザ/アプリを閉じた場合、採点されません。
必ず、スコア表示画面でスコアを確認してからテスト終了してください。
・・・ということで、試験が終わっても、慌てずにスコアを確認しよう。
うまくいかなかった回は、辛いけどね(笑)
ただ、その時にスクショ(スクリーンショット)や保存を忘れても、後からメールで結果が届く。
メールの文面は、このようなものだ。
TOEIC IPオンラインテストの結果を知らせるメールのサンプル|スコア、結果の通知
件名:◆ 重要 ◆ テスト結果取得通知 TOEIC Listening & Reading IPテスト(オンライン)
本文:
○○○様
TOEIC Listening & Reading IPテスト(オンライン)(申込番号XXXXXXXXXX)につきまして、
テスト結果のダウンロードが可能となりましたのでご連絡申し上げます。
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■ 実施内容
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Authorizationコード: XXXXXXXXX
受験期間: 2021年1月XX日~2021年1月YY日
※ログイン時に必要なパスワードはテスト実施前にご自身で設定いただいたものです。
パスワードをお忘れの方は下記URLよりAuthorizationコードを入力してパスワード再発行手続きをしてください。
>>>(クラウドサービスによくある長いリンク URL)<<<
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■ テスト結果の確認手続きについて
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●テスト結果確認開始日
2021年1月ZZ日 12時34分56秒
TOEIC Program <IPテスト(オンライン)>受験者サイトへログインをして、テスト結果をご確認ください。
【テスト結果確認方法】
1.TOEIC Program <IPテスト(オンライン)>受験者サイト
>>>(クラウドサービスによくある長いリンク URL)<<<
にアクセス
2.Authorizationコードとご自身で設定したパスワードでサイトへログイン
3.【テスト結果確認】をクリック
<テスト結果確認可能期間について>
上記テスト結果確認開始日より、翌月末までダウンロードが可能です。
この期間を経過した採点データは特定の個人を識別することができない統計データとして
保管します。
注:最後に IIBC の連絡先、ヘルプデスクの情報などの連絡先が記載されている。
TOEIC IP オンラインのログインには Authorization Code(オーソリゼーションコード)が大切
TOEIC IP オンラインテストの受験、そして結果確認には Authorization(オーソリゼーション) コードという9桁(注:今後は10桁以上になるかも)の数字が必要になる。
というのも、TOEIC IP ONLINE は世の中にある一般的なオンラインサービスと違い、メールアドレスをログイン用の ID にしていないからだ。
個人の特定に E-mail アドレスではなく、この Authorization Code を「ユーザー名」の代わりに使っている。
だから、オンラインで TOEIC を受験するなら、このオーソリゼーションコードをスマホなり手帳なり、どこかにメモしておくと安心だ。
ちなみに、 Authorization は「権限を与えること」「許可」「公認」みたいな意味だね。
社会的に権威がある人、大御所(おおごしょ)を「オーソリティ」と呼ぶことと関連付けて憶えると、単語の意味の記憶が続きやすいだろう。
TOEIC IPオンラインの結果はどこにある?|まとめ
ここまでの内容をまとめておこう。
で、結局、TOEIC IP ONLINE のスコアはいくらだったんですか?
ああ、そういう約束だったね(笑)。
はいよ。
Listening(リスニング)が 470点、Reading(リーディング)が420点、合計890点だった。
偉そうなことを言ってて、結局、900点取れなかったよ。
情けない。
リーディングセクションの点数の低さが、特に悲しいね。
まあ、言い訳させてもらうと、やっぱりパソコンの画面上で英文を早く大量に読む、というのが1974年生まれの自分には、すでに辛いよね。
ペーパーテスト版の TOEIC だって、老眼が出始めた近年は棟方志功(むなかたしこう)先生みたいな前傾姿勢、答案用紙に顔を近づけて受けてるくらいなんだから(苦笑)。
ましてや、ノートパソコンの画面とニラメッコしながらダブル、トリプルのマルチパッセージ(資料が二つ、三つあるパート7の後半の問題群)を解くのは容易じゃない。
オンライン版の TOEIC はリスニング、リーディングあわせて約50分と全体の試験時間が短くなっているとはいえ、終盤、パソコンに向かった後の時間帯だから、大変だよ、まったく。
逆にリスニングセクションは密閉型のイヤホンを使ったから、落ち着いて受けられた。
あと、もう一つ、言い訳させてもらおうか。
リスニングセクションの後半、パート3、パート4で選択肢の先読みができない。
制限時間を過ぎると、自動的に切られるシステムになっているから、不慣れなところが出てしまった。
その点は次のチャンスがあるなら改善したいね。
とはいえ・・・。
2018年に受けた従来型(マークシート) TOEIC 公開テストが895点だったことからすれば、まあ実力通りだったとも言える。
オンラインテストの TOEIC IP、スコアの再現性は高いと思う。
実際、IIBC( TOEIC を主催する団体) の発表によると、TOEIC IP テストオンラインも従来のペーパーテストも、もちろん公開テストも、スコアは同じ意味があるそうだ。
まあ、ここまで学生や社会人に定着した TOEIC Reading & Listening に代わる物差しを用意しても、使われなかったら無駄になるからね。
「このくらいのスコアを取る人は、この○○問をこの程度の正答率でクリアする」という十分な統計資料が主催者側には集まっているのだろう。
こんなところでも、AI、ビッグデータの時代だと感じるよ。
最後に、個人的な体験からお得な情報を。
もし、オンライン版の TOEIC IP を受ける機会があるなら、スタディサプリ(スタサプ)の TOEIC 対策を無料の範囲(7日間)で試してみるといい。
特に、いままで対策らしい対策をしてこなかった人なら、結果は全然変わってくるだろう。
オンライン版の TOEIC と同じく、問題ごとに解答時間をカウントダウンしてくれるから、本番に近い感覚で練習できる。
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